「本当久しぶりだな。」

「中学の時以来だもんね...って言っても
半年とちょっとだけど」

「それでも長いよ。」

「たしかにね。
いつも一緒に居たもんね」

「そうだな。
今は楓がいないのに慣れてきたけど...
やっぱりさみしいな....。」

「う、うん、あたしもさみしいよ。
なんか会いたくなったり....」

「え?」

「あ!ごめん、何でもないよっ!
独り言、独り言!」

「そ、そっか。」

「うん。」

「なぁ、これから毎日は無理かも
しれねーけど会える日は会おうか。」

「え、え!? えっと....」

「そうだよな。だめだよな。
さすがに彼氏とかいるだろうし、
友達と遊びたいよな、悪い、今のは...」

「ううん!」

「え?」

「いない、彼氏なんていないよ...。」
―好きなのはあなただから...―

「そっか。でも...」

「いいの、毎日会おう?
あ、えっと、会える日は...会おう?」

「え?本当に言ってる?」

「うん!色んな話聞きたい!
だから会おう?」
―そしたらいつか....―