セプテンバー



沈黙が流れた。


あたしは何を言っていいか
わからず、稜さんも言葉を
発しようとしない。



稜さんはどうゆうつもりで
あたしを可愛いって言ったん
だろう…??


4つも年下だから子供っぽいし
恋愛対象としてな訳ないよね。



妹みたいとか
ペットみたいって意味?



あたしが考えているうちに
車は目的地に着いたみたいだ。



「さあ着いたで☆」


稜さんが言ったいいとことは
観覧車だった。


あたしの地元では決して
見ることのできないような
大きくてキラキラとイルミネーションが綺麗な観覧車。



「すごい..。」


あたしは小さな声で
つぶやいた。