就業時間を過ぎた午後5時半過ぎ。
経理課の部屋にある、ソファー2脚だけの応接セットに、尚子さんと向かい合って座る。
本当だったら昨日に引き続き、2人で飲みたい気分だが、私はこれから営業一課の勧送迎会があるし、尚子さんも、もう少し仕事がしたいそうで、ここで話す事になった。
コーヒーを入れた自分達のマグカップを持ちながら、一課での引き継ぎの様子を話した。
できるだけ自分の気持ちを抑え、事実だけを伝えるように気を付けた。
尚子さんは頷きながら、黙って私の話を聞いてくれていたが、私が話終わると、小さな溜め息を吐いた。
「やっぱり、そうきたか・・・」
尚子さんの思わぬ言葉に、口に付けていたマグカップをテーブルに置いた。
「やっぱり?」
経理課の部屋にある、ソファー2脚だけの応接セットに、尚子さんと向かい合って座る。
本当だったら昨日に引き続き、2人で飲みたい気分だが、私はこれから営業一課の勧送迎会があるし、尚子さんも、もう少し仕事がしたいそうで、ここで話す事になった。
コーヒーを入れた自分達のマグカップを持ちながら、一課での引き継ぎの様子を話した。
できるだけ自分の気持ちを抑え、事実だけを伝えるように気を付けた。
尚子さんは頷きながら、黙って私の話を聞いてくれていたが、私が話終わると、小さな溜め息を吐いた。
「やっぱり、そうきたか・・・」
尚子さんの思わぬ言葉に、口に付けていたマグカップをテーブルに置いた。
「やっぱり?」



