キスの意味


「っ!えっ、それって……」

『『つかもん、カモン!』みたいな?』

千晶は、笑いを堪えながらそう言った。

無理っ!絶対に無理!!私から誘うなんて、絶対に無理だからっ!!

私は精いっぱいそう主張したが、「はいはい」と軽くあしらわれて通話を切られた。

ジトリとスマホを見つめても、スマホが何か言うはずもない。しばらく呆然としていたら、メッセージが届いた。

千晶の会社の展示会のお誘いだった。

千晶の会社は、住宅を建てたり、建材の販売等をしている。毎年春に、近くのホールを借りて展示会をしている。

去年も招待を受け、真尋と二人で見に行った。その後、千晶の家にお泊まりをして三人で語り明かしたのだ。

『今年は、つかもんを誘っておいで!』

『去年みたいに、私ん家に泊まる事にしたら?』

『私は、吉野さんとデートだけど。フフフ』

そんなメッセージが、立て続けに届いた。

千晶の意図を理解した私は、一人、頭を抱えた。



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