来月は、もう12月。年末に向けて、仕事はどんどん忙しくなってくる。
少しでも早く、一人前になれるように――目の前の仕事に精一杯取り組んでいた。
そんな私の集中力を乱すのが、塚本さんとの“ キスの記憶 ”
あれは私の夢・・・妄想なんだから!と忘れようとするんだけど・・・
時間が経てば経つほど、忘れようとすればするほど、その記憶は鮮明になっていくようで・・・
不意に思い出せば、身体中が沸騰し、顔を真っ赤にしてしまう。
一人の時だったらいいのだが、仕事中だったりしたら、よろしくない。
季節がら「カゼ?熱があるんじゃない?」なんて、余計な心配をかけてしまう。
「無理しないで。今日は早目に帰ろう!」なんて言われちゃうと、あまり遅くまでは残業しずらくなる。顔が赤くなった理由を言える訳もなく・・・
自分で自分の扱いに困っていた。
そんな感じで一週間が過ぎようとしている、金曜日の朝――
「うっ!・・・ふっ・・・は~」
パッと目を開く。瞳だけ動かして、辺りを確認して、大きく息を吐く。
「夢・・・か・・・」
少しでも早く、一人前になれるように――目の前の仕事に精一杯取り組んでいた。
そんな私の集中力を乱すのが、塚本さんとの“ キスの記憶 ”
あれは私の夢・・・妄想なんだから!と忘れようとするんだけど・・・
時間が経てば経つほど、忘れようとすればするほど、その記憶は鮮明になっていくようで・・・
不意に思い出せば、身体中が沸騰し、顔を真っ赤にしてしまう。
一人の時だったらいいのだが、仕事中だったりしたら、よろしくない。
季節がら「カゼ?熱があるんじゃない?」なんて、余計な心配をかけてしまう。
「無理しないで。今日は早目に帰ろう!」なんて言われちゃうと、あまり遅くまでは残業しずらくなる。顔が赤くなった理由を言える訳もなく・・・
自分で自分の扱いに困っていた。
そんな感じで一週間が過ぎようとしている、金曜日の朝――
「うっ!・・・ふっ・・・は~」
パッと目を開く。瞳だけ動かして、辺りを確認して、大きく息を吐く。
「夢・・・か・・・」



