「そうだね・・・」
2階の自分の部屋を出て、1階のキッチンに行く。冷蔵庫から、念のために買っておいたスポーツドリンクを出し、胃薬を準備する。
隣のリビングでは、父が新聞を広げていた。
「おはよう」
「おはよう!何だ、二日酔いか?」
「うん。初めて飲んだ、熱燗がよくなかったと思う」
「ふん、そうか」
父は、浴びるほど酒を飲んで酔っ払う。なのに、二日酔いになっているのを見た事がない。
「しじみの味噌汁が作ってあるし、ご飯も炊いてある。後で食べればいい」
「うん、ありがとう」
父親らしい事はした事ないのに、料理は好きなようで、私が小さい時から、気が向いたら作ってくれていた。
友人の多い父は、休みの日に家にいた事がない。あの様子だと、今日もこれから出掛けるのだろう。
父にとって休日とは『家族と過ごす時間』ではなく『自分のやりたい事だけをやる時間』なのだ。
必要な物を揃えて、自分の部屋に戻る。胃薬をのみ、スポーツドリンクで喉を潤し、千晶と2人、再びベッドに横になる。次の目覚めは、爽やかでありますように・・・
2階の自分の部屋を出て、1階のキッチンに行く。冷蔵庫から、念のために買っておいたスポーツドリンクを出し、胃薬を準備する。
隣のリビングでは、父が新聞を広げていた。
「おはよう」
「おはよう!何だ、二日酔いか?」
「うん。初めて飲んだ、熱燗がよくなかったと思う」
「ふん、そうか」
父は、浴びるほど酒を飲んで酔っ払う。なのに、二日酔いになっているのを見た事がない。
「しじみの味噌汁が作ってあるし、ご飯も炊いてある。後で食べればいい」
「うん、ありがとう」
父親らしい事はした事ないのに、料理は好きなようで、私が小さい時から、気が向いたら作ってくれていた。
友人の多い父は、休みの日に家にいた事がない。あの様子だと、今日もこれから出掛けるのだろう。
父にとって休日とは『家族と過ごす時間』ではなく『自分のやりたい事だけをやる時間』なのだ。
必要な物を揃えて、自分の部屋に戻る。胃薬をのみ、スポーツドリンクで喉を潤し、千晶と2人、再びベッドに横になる。次の目覚めは、爽やかでありますように・・・



