キスの意味

この頃から・・・いや、その少し前辺りから、私の記憶が曖昧になる。かなり酔っていたのに、自分でその事に気付いていないという、一番悪いパターン。

私達３人は、同世代の女子の中では、結構お酒が飲める方だと思う。

父親を代表する家族や、職場の大先輩達と、たびたびお酒を飲んだ。

３人の内の誰かの自宅に集まり「一晩で、どれだけ飲める？」なんて、ビールの空き缶や、ワインの空のボトルを並べるような、無茶な挑戦をした事もある。

そのおかげ？と言っていいのか・・・

人生の先輩達からは『お酒の飲み方』みたいなものを教わった。

無茶飲みで、自分達の限界がわかり、悪酔いするとどうなるのか、悪酔いしない為には、どうすればいいのか・・・そんな事を覚えた。

そうは言っても、その日の体調や、気持ちの持ち方で、お酒に飲まれてしまう事もある。

外で飲んでいる時。離れて座っていても、私達はさりげなくお互いを見ている。誰かが飲まれそうな時は、後の誰かがしゃん！とする。

３人、無事にお家へ帰れるように。

「そこまで飲まなきゃいいのに！」て、思う？ん～・・・そうかもしれないけど、おいしいお酒はたくさん飲みたいし、ちょっとはじけるくらいの方が、楽しいから！