千晶と2人、顔を見合せて考える。父親が飲んでいるのを見た事はあるけど、何となく、今まで飲む機会がなかった。“ 温かいお酒 ”自体も初めてで・・・
「いっとく?」と千晶。
「いっときますか!」と私。
「「いただきます!」」と高野主任にお願いした。
高野主任はニヤリと笑う。
「千晶ちゃんと沙映ちゃんの“ ハジメテ ”いただきました」
千晶と私、両主任に、お銚子一本ずつを注文する。
少し待って届くと、お互いにお酌をしあい
「「「「乾杯!」」」」
と、軽くお猪口を合わせた。
飲みやすいようにと、塚本さんと千晶が席を入れ替わる。その事にも、ちょっとホッとした。
お猪口を唇に当てると、フワッとアルコールの香りがする。クイッと一気に飲み干す。
口の中、喉、食道・・・と、日本酒が流れていった場所がじんわりと熱くなっていく。日本酒の味はわからないけど、甘口、なのかな・・・?
「「は~・・・おいしい」」
千晶と同じようなタイミングで、言葉が出てしまい、顔を見合せて笑う。
「いっとく?」と千晶。
「いっときますか!」と私。
「「いただきます!」」と高野主任にお願いした。
高野主任はニヤリと笑う。
「千晶ちゃんと沙映ちゃんの“ ハジメテ ”いただきました」
千晶と私、両主任に、お銚子一本ずつを注文する。
少し待って届くと、お互いにお酌をしあい
「「「「乾杯!」」」」
と、軽くお猪口を合わせた。
飲みやすいようにと、塚本さんと千晶が席を入れ替わる。その事にも、ちょっとホッとした。
お猪口を唇に当てると、フワッとアルコールの香りがする。クイッと一気に飲み干す。
口の中、喉、食道・・・と、日本酒が流れていった場所がじんわりと熱くなっていく。日本酒の味はわからないけど、甘口、なのかな・・・?
「「は~・・・おいしい」」
千晶と同じようなタイミングで、言葉が出てしまい、顔を見合せて笑う。



