鳴り続けているって事は、メールではないよな・・・見るつもりはなかったのに、つい、震えるケイタイを見てしまう。
ケイタイの画面に表示されていた文字を見て、固まる。
『白石 雪乃』・・・
行こう!休憩は、おしまい!
私は、慌ててお弁当箱を鞄に突っ込む。立ち上がったら、着信音が止まった。ちょっと、ホッとする。
それでも構わず出入り口に向かい、パンプスに足を入れる。「ガチャ」と扉が開き、塚本さんが帰ってきた。
「休憩、終わり?」
塚本さんに声をかけられる。
「はい。お先です」
俯いたまま小さく頭を下げて、休憩室を後にした。
胸の奥が、キュッ!と締め付けられる。自分で宥めるように、右手で胸を擦りながら歩く。
塚本さんの個人ケイタイに、白石さんからの着信・・・付き合っていたら、当たり前の事だ。
ケイタイの画面に表示されていた『白石 雪乃』という文字が、頭から離れない。
立ち止まり、目を閉じて何度か頭を振る。
「水野君!」
名前を呼ばれ、目を開ける。
外回りから帰ってきたばかりらしい高野主任だった。
ケイタイの画面に表示されていた文字を見て、固まる。
『白石 雪乃』・・・
行こう!休憩は、おしまい!
私は、慌ててお弁当箱を鞄に突っ込む。立ち上がったら、着信音が止まった。ちょっと、ホッとする。
それでも構わず出入り口に向かい、パンプスに足を入れる。「ガチャ」と扉が開き、塚本さんが帰ってきた。
「休憩、終わり?」
塚本さんに声をかけられる。
「はい。お先です」
俯いたまま小さく頭を下げて、休憩室を後にした。
胸の奥が、キュッ!と締め付けられる。自分で宥めるように、右手で胸を擦りながら歩く。
塚本さんの個人ケイタイに、白石さんからの着信・・・付き合っていたら、当たり前の事だ。
ケイタイの画面に表示されていた『白石 雪乃』という文字が、頭から離れない。
立ち止まり、目を閉じて何度か頭を振る。
「水野君!」
名前を呼ばれ、目を開ける。
外回りから帰ってきたばかりらしい高野主任だった。



