「お疲れ様です!」
「お疲れ!」
また、首を回し始める。よかった・・・このタイミングで。
塚本さんと2人だけだと、今は、何を話していいのか、よくわからない。
塚本さんは、コンビニの袋をテーブルに置き、中からお弁当を取り出すと、レンジに入れる。再び、袋からカップ麺を取り出すと、ポットからお湯を注ぐ。
そんな塚本さんの行動を、私は、首や肩を回しながら、そっと横目で見ている。
あっ!あれ、新発売のカップ麺じゃない!?なんか、ちょっと辛そうな感じだけど・・・
以前なら、きっと「それ、新発売ですか!?ちょっと見せてください!」なんて気安く言えただろうに、最近は、そんな言葉がうまく出てこない。
お湯を注いだカップ麺を、テーブルに置くと「トイレ、トイレ」なんて呟いて、塚本さんは、休憩室を出ていった。
「フッ」と小さく息をつく。気になった新発売のカップ麺を見ようと、顔を近付ける。すると、軽やかに電子音が鳴る。
んっ?私のケイタイじゃない。キョロキョロすると、コンビニ袋に隠れるように置いてあったケイタイが、僅かに振動しながら音を発していた。
塚本さんの個人ケイタイだ。営業担当は、みんなが社用ケイタイを持たされているが、これは違う。
「お疲れ!」
また、首を回し始める。よかった・・・このタイミングで。
塚本さんと2人だけだと、今は、何を話していいのか、よくわからない。
塚本さんは、コンビニの袋をテーブルに置き、中からお弁当を取り出すと、レンジに入れる。再び、袋からカップ麺を取り出すと、ポットからお湯を注ぐ。
そんな塚本さんの行動を、私は、首や肩を回しながら、そっと横目で見ている。
あっ!あれ、新発売のカップ麺じゃない!?なんか、ちょっと辛そうな感じだけど・・・
以前なら、きっと「それ、新発売ですか!?ちょっと見せてください!」なんて気安く言えただろうに、最近は、そんな言葉がうまく出てこない。
お湯を注いだカップ麺を、テーブルに置くと「トイレ、トイレ」なんて呟いて、塚本さんは、休憩室を出ていった。
「フッ」と小さく息をつく。気になった新発売のカップ麺を見ようと、顔を近付ける。すると、軽やかに電子音が鳴る。
んっ?私のケイタイじゃない。キョロキョロすると、コンビニ袋に隠れるように置いてあったケイタイが、僅かに振動しながら音を発していた。
塚本さんの個人ケイタイだ。営業担当は、みんなが社用ケイタイを持たされているが、これは違う。



