そして、たまたまかもしれないが、塚本さんの隣にはいつも白石さんがいた。
見なければいいのに、探して、ああ・・・そうかって・・・なんか心がザワザワする。
そしてそして、もう一つ。
「雪乃さん」気が付いたら、塚本さんが白石さんの事をそう呼んでいた。
野球中年達はすぐに「雪乃ちゃん」なんてデレデレだったけど、塚本さんは名字で呼んでいたと思う。
塚本さんは、そういう人だ。
同期で仲のいい尚子さんに対しても、年下で後輩の私に対しても、「小竹君」「水野君」と名字で呼ぶ。
それは、職場を離れても変わらない。
変に馴れ馴れしくしないのは、塚本さんらしいと思っていた。
なのに、なんで?白石さんは名前で呼ぶの?白石さんは塚本さんにとって『特別』だっていう事?
あ~~!もうっっ!!
なんで私は、私に関係ない事ばっかり、気にしてるのっ!?
こんな調子だから、いつもより集中していなかったんだろう。
今日の大会は1試合7回までなので、終盤の6回裏。うちのチームの攻撃中。
「・・・ちん!・・・おいっ!」
見なければいいのに、探して、ああ・・・そうかって・・・なんか心がザワザワする。
そしてそして、もう一つ。
「雪乃さん」気が付いたら、塚本さんが白石さんの事をそう呼んでいた。
野球中年達はすぐに「雪乃ちゃん」なんてデレデレだったけど、塚本さんは名字で呼んでいたと思う。
塚本さんは、そういう人だ。
同期で仲のいい尚子さんに対しても、年下で後輩の私に対しても、「小竹君」「水野君」と名字で呼ぶ。
それは、職場を離れても変わらない。
変に馴れ馴れしくしないのは、塚本さんらしいと思っていた。
なのに、なんで?白石さんは名前で呼ぶの?白石さんは塚本さんにとって『特別』だっていう事?
あ~~!もうっっ!!
なんで私は、私に関係ない事ばっかり、気にしてるのっ!?
こんな調子だから、いつもより集中していなかったんだろう。
今日の大会は1試合7回までなので、終盤の6回裏。うちのチームの攻撃中。
「・・・ちん!・・・おいっ!」



