『若年層男子苦手症』の私が、まだそういう事を意識する前から一緒だったから、楽に話せるんだよね。

本当の幼馴染み達とは、私が高校2年生の時、両親が離婚し、母に着いていって引っ越した事で、すっかり疎遠になってしまった。

その後、県外から地元に戻ったのをきっかけに、父と暮らすようにはなったが、幼馴染み達とは、やっぱり疎遠なままだ。


本屋さんの中のおしゃれなカフェで、塚本さんと私の、しょうもないけど楽しい会話は、しばらく続くのだった。