代わりに今は、色気をたっぷり含んだ真剣な顔でわたしのことを見つめている。
ーードキドキ
ーードキドキ
「奈友のことが好きなんだ」
空耳かと思った。
何かの聞き間違いかと……。
だって……!
仁ちゃんがわたしを……?
「ウソ……」
信じられない。
ずっと望んで来たことだけど、いざ目の当たりにするとそんな気持ちでいっぱいになる。
「良かったら、俺と付き合って欲しいんだけど」
真剣な仁ちゃんの顔。
心なしか、手が震えているような気がする。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…