*・.。*4度目のクリスマス・*:.。.*



仁ちゃん。


……仁ちゃん。



「お前が弱いこと、あいつは全部お見通しなんだよ」



楓君の声は、悲痛なほど切なげなもので。


ウソや慰めなんじゃないってことが伝わった。



……仁ちゃん。


ねぇ、今でもわたしのことを心配してくれてるの?



ヤキモチ妬きだった仁ちゃんが、楓君にそんなことを頼むなんて信じられないよ。



「あいつに許可もらったし……これからは遠慮しねーから」



楓君の言葉の意味はわからなかったけど、今でも仁ちゃんがわたしを見ててくれているのかと思うと、少しだけ胸が温かくなった気がした。



今でも毎日毎日、わたしは仁ちゃんだけを想って生きている。



辛くて、認められなくて。



胸が痛くて、何度泣いたかはわからない。