その瞬間から、わたしの中でクリスマスは大嫌いなモノに変わった。 愛しい人を奪ったクリスマスという今日の日を、とてもじゃないけど笑顔でなんて過ごせない。 去年。 去年の今頃。 わたしは同じように仁ちゃんを待っていた。 行かなくちゃ……っ。 仁ちゃんのところへ。 きっと、寂しがってるはずだから。 「仁……ちゃ、ん。今、行くから」 仁ちゃんが居ないこんな世界で、生きていたって意味がない。 もう、逝きたい。 わたしも、仁ちゃんの元へ。