「俺も。今、すっげえ幸せ」 「えー、“今”だけ?」 わざとらしく頬を膨らませる。 繋がっていたもう一方の手を、ギュッと握って反応を待った。 「バカ。なわけないだろ?いつも以上にって意味だし」 そう言ってわたしの手をギュッと握り返しながら、隣に寝ていた仁ちゃんは再びわたしの上に覆い被さった。 ーードキン この瞬間、いつもドキドキしちゃう。 下から見る仁ちゃんの魅惑的な顔も、好きで好きでたまらない。