バカらし。 聖夜だなんて。 きっと、今日は恋人達にとって特別な一日で。 愛を確かめ合う、ビッグイベントの一つなんだろうけれど。 笑顔で寄り添いながら、仲良く夜の闇に消えて行く恋人達。 わたしだって本当は、あの人達となんら変わらないクリスマスを過ごすはずだった。 そう、あんなことになっていなければ。 今でも一緒にいられたのに……。 本当なら今日は あなたと過ごす4度目のクリスマス。 になるはずだった。 だけど 1年前に わたしの恋は終わりを迎えた。