「そんな可愛いことしたら、もうムリだから」 「え?ちょっ……」 ムクッと起き上がった仁ちゃんは、あっという間にわたしの上に覆い被さった。 薄暗い中、目が慣れたのか仁ちゃんの顔がぼんやり見える。 色っぽいその顔にドキドキが止まらない。 艶のあるきめ細かいお肌。 妖艶な瞳。 「今度は優しくするから」 凄まじいほどの色気を含んだその声。 「んっ」 あっという間に唇を奪われて。 わたしは仁ちゃんの愛に熱くほだされていった。