幕末桜。~ バクマツザクラ。~

あー、イライラする。

どうしてこうなってしまったんだろ。

知らない人に殺されて、萌が拷問されて……

こういうとき、何て言葉使うんだっけな……?

あー…そうだ。一難去ってまた一難だ。


ていうか、萌が一番可哀想よね。

二度も刃物で刺されるんだもの。

あ。確か、今日の占いで萌の星座が12位だったな。えっと、天秤座。

萌「…………っん……」

遥「っ!萌っ!!」

平「土方さん呼んでくる!!」

遥「おねがいします!!」

萌「…は……る……」

遥「うん!そうだよ!」

ス…

遥「…………。」

萌の手が私の頬に触れる。

萌「けが…ない?……」

遥「うん。ないよ…」

萌「よ…かった……」

遥「私の心配じゃなく自分の心配しなさいよ…」

笑っているはずなのに涙がでてくる。

萌「はる……?」

遥「うっく…怖かった…萌が死んじゃうんじゃないかって…凄く…怖かった……」

萌「ハル……僕はハルを置いて死なないって言ったでしょ?」

遥「うん……うん……ぅう…うあああん」

心に押し込んでいた哀しみが一気に込み上げてくる。

泣いてる私をなぐさめるため、寝ていた体をおこし私の頬にあった萌の手が私の頭に移動する。