幕末桜。~ バクマツザクラ。~

萌「あはは……」

遥「これはでかい声で『ごめんくださ
ーい』って言うしかないね…」

梨「よおぉおし!まかせて!うちの声
を聞け!」

そう言いながらぐるぐるとうでを回し空気を口一杯に溜め込み声をあげようとした時、

沖「屯所に何か用ですか?」

梨「げふっ!」

いきなり声をかけられたせいで梨奈はむせて苦しそうに咳をする。

遥「梨奈、大丈夫?」

梨「死、ぬ……ゴホッ」

茉「…えっと、あなたはこの家の人で
すか?」

沖「…………。」

茉「…?あの?」

沖「君たち、それはどうしたのですか
?」

男の人は私達の服に指を指す。

遥「…っ!!こ、これ…」

茉「今まで気付かなかった!」

何故驚いているのかというと、私達の服に血がいっぱい付いていたから。

多分刺されたときの自分の血だ。

今まで気付かなかったことにも驚きだけど……。

遥「こんな姿だから人がジロジロ見て
たってわけね……」

茉「それもそうだけど、洋服だからっ
てのもあるんじゃない?」

沖「それ、返り血ではないですか?そ
れにその服…変わった服ですね」

遥「あの、これは返り血では」

沖「続きは屯所の中でしましょう」

そして私と梨奈と茉美は今まで話していた男の後ろにいた男の人達に腕を引かれるのだが萌は……

萌「ぅ!痛い!もっと優しくしろよ」

隊「黙れ!さっさと歩け!!」

男の人に背中を蹴られながら無理矢理歩かされる。

萌「痛っ!なんで僕だけ…」