今宵、月下の夜に

私はそこで現実を突きつけられた。

今までずっと気づかないふりをしていた現実。


パパもママも私を売った。

初めから大嫌いだったんだ。私がだめな子だから、気持ち悪いから。



そう思ったら涙が止まらなかった。


しばらくはずっと泣いて過ごした。



毎日殴られて人形のように着せ替えされて。

その繰り返し。