今宵、月下の夜に

「あんた思春期の娘じゃないんだから」

いや。玄関のドアだよ?部屋のドアでもないよ?

普通人様の玄関のドアは勝手に入れば不法侵入というやつでは…。

まぁいいや…それよりも。


「ところでさ、この事件。私の案件?」


テレビで流れている先程の事件を指す。杏那は私の指した方を見る。

それから理解したように言った。