今宵、月下の夜に

この容姿を見るたび思い出す。父と母の最後の顔。鉄格子の中で聞いた声。

“気持ち悪い”“化け物”


その言葉が何度も私の頭を駆け巡った。




けれど一人だけ優しく笑い温かな心をくれた男の子がいた。

その子と話すときだけとても安心できた。

私に心を、笑顔を教えてくれた男の子。