今宵、月下の夜に

彼女は…彼女がナイトクイーンだった。


身体中が浮き足立つ感覚が俺を支配する。震え上がった。恐怖からではない。気持ちが高揚して抑えられなかった。

ナイトクリーンに会うことができた。その事実が嬉しかった。

気持ちを抑えて部屋から出る。汐里を探そうと辺りをみるが見当たらない。先程あの社長が言っていたことが気になった。嫌な予感がする。


しばらく考えもしかしたらと奥の部屋を探した。捕まっているなら人気のない暗闇だ。