今宵、月下の夜に

私がみせたのはここへ招待された者しか持たないパーティー会場とセレブリティアンジュの名前が書かれたシルバーのカードだった。

あらかじめ裏ルートで入手したものだった。


中に入れば映画の中のワンシーンのようなきらびやかな照明。床は赤い絨毯が隙間なく敷かれていてその上を音もたてずに歩き回る制服をきたウェイター。

そして彼らが運んできた飲み物を受けとる上流階級の人々。

会場はそんな人々の話し声で溢れかえっていた。

中央には照明で照らされた色鮮やかなスイーツ。今回のメインの新作のようだ。