今宵、月下の夜に

もし俺が来たことで寂しさから解放されていたのなら…また一人になることになる。

俺が初めから目的のために近づいて利用したと知ったら恨むだろうな。


罪悪感に捕らわれていると背後から駆けてくる足音。


振り返れば汐里が追いかけてきていた。


「行かないで!」

そう言ってまた後ろから抱きつく。


さすがにまずいな。