今宵、月下の夜に

「おかえりなさいっ」


眠い目を擦りながら飛びついてきたのは咲希。


「まだ起きてたのか?」


彼女は学生。平日は学校で、アルバイトをしてるのは休日の昼間。俺が夜仕事から帰って来るときはだいたい寝ていた。


「ふふ」

意味ありげに笑う咲希。