今宵、月下の夜に

不思議と痛みとかは感じなかった。

その頃にはもう感情はなかったのかもしれない。



私の周りの子もみんな同じだった。


みんな綺麗な宝石みたいな瞳をしてた。

髪も綺麗な色だった。


殴られたり、されていることも同じ。



そのうち私はされることにも馴れてきて、近くの子に話しかけるようになった。