許婚でたまるか!

パシッ!



「やめとけよ。そんな女、殴ってもこっちが周りに悪く見られるだけだろ?」



「ヒロ……!でもこの女がっ!!」



「タイミングみて、また来た方がいいんじゃん?その優子ちゃんのところにさ!」



仲裁に入ったのは、今まで黙って傍観していた金髪の奴だった。



「………わかったよ。」


そう言って、あたしの襟を放した。


へ~。


一番軽そうで、一番女の尻追っかけ回してそうな奴なのにな。


止めるのか。



と、失礼極まりない事を思っていた。



「美香!大丈夫?!!」


優子が心配そうにあたしを見てきた!