何度だって

「そっかー!もうすぐ夏休みだねぇ。」

「あ!!」

サキさんの言葉に続いてミッツーがいきなり大きな声を出した。

「なに?驚かさないでよ。」

アキさんもカレーを食べている手を止めて、ミッツーを見た。

「海だ!!!!海!!!四人で海行きません?」

「ゲホッ!!…ゲホッ!!」

俺は食べてたご飯を詰まらせた。
海だと?! アキさんの水着姿…!?

「ちょっと、シュン!変なこと想像した?!」

アキさんが嫌な顔をして聞いてきた。

「ちっ…違いますよ!! びっくりしただけです!!!」

俺は必死に否定したが、図星だった。

「いいねぇ〜♪ 行こっかぁ〜!…あ、そうだ。サキたちっていまだに連絡先知らないよね〜!笑 忘れないうちにしとこうよ!」

「いいっすねぇ!」

サキさんとミッツー、ノリノリじゃん。笑
この2人、なんか怪しいんだよなぁ〜。
絶対意識し合ってる気がする。笑