何度だって

「あ!サキさん!!…あれ?サキさんってそんな食べますっけ?」

ミッツーが、笑顔でサキさんに話しかける。

「まっさか!笑 違うよー!これは、アキの分! 一緒に食べようか♪ あの奥に座ってるねー!」

サキさんはいつもそうやって誘ってくれるから、食堂で会ったときは、必ず一緒にご飯を食べるのが日課になっていた。

モテモテのアキさんと一緒にご飯だなんて、周りから恨まれると思っていたが、案外そういうわけでもなかった。
むしろ俺が一緒にいることで、アキさんのガードになってるっていう方が正しいかも。
周りは俺ら四人は付き合ってると思ってるらしい。
俺もそれで困ることもないし、アキさんやサキさんもわざわざ否定したりしない。

あー、まじで付き合えたらなぁ。