「あ、、、えっと…」
「正直に答えろよ?別に責めないから」
「…聞いてました。たぶん全部。」
小春はちょっと遠慮がちに答えた。
そうかそうか。
全部かぁ、、、ん?
え、全部⁉
「全部って、、
もしかして、他のクラスいったんじゃ
なくて、ずっと廊下にいたってこと?」
「うん!!
だって何があるかわかんないし!」
なんでそこでどやってするんだろう…
まぁいいか。
話聞いてたなら、話は早いしな。
ただ、ここから先、どうやって
切り出すかだよな。
俺がまた、1人で思考の迷路に
入りかけたとき、
「悠人って、うちのことが好きなの?」
小春が突然、きいてきたんだ。

