ーーーーー悠人side
莉香が俺と小春だけ残してでていった。
はぁ……
これ、どーすりゃいーんだよ。
俺はさっきよりは少し顔が赤くなくなったはずだ。
まぁ赤いことには変わりないんだけど。
小春はというと、
ちょっとうつむいて、黙り込んでる。
…ここはやっぱり俺から
切り出さないとな。男だし。
ただ、なんていえばいーんだよ。
いきなり告白するか?
いや、ありえねー。
じゃあ、世間話でも?
そんなに時間ねーし。
俺は1人、心の中で自問自答を
くり返していた。
そろそろなにか言わないとまずいよな…
もう、いーや。
なるようになれ!!!
「…小春。」
「っ、な、なに?」
「もしかして、さっきの俺と莉香の話、
聞いてた?」

