約束〜ずっとずっと君だけを〜




ついた……



けど。




「おはよ。莉香、早かったな。」




もうそこにはなっちゃんがいた。




「えっ!?
なんでなっちゃんがいるの!!」



「なんでって…
だって待ち合わせしたじゃん。
もしかして忘れたの?」



「いや、そーじゃなくて!!

なっちゃん、くるの早くない?
ってこと!」



「あーそうゆうこと。

だって、彼氏が彼女を待つのは
当たり前じゃね?」



……そうゆうこと。



……今までのデート、待ち合わせ時間
ギリギリで来てたのどこの彼氏だっけ…



うちはじとーってなっちゃんを見てみる。



「ま、まぁさ、今まではさ、、、


なかったことにしよう。

だから忘れて?笑」



うわー

なかったことにするとか笑



「もう、しょーがないなぁ」



結局、許しちゃうんだけどね。




「じゃあ、そろそろ行くか。」



「今日はどこいくの?」



「莉香はどこがいい?」



「ん〜
じゃあね〜映画とかは?
見たいのあるんだよね〜」



「莉香ならそう言うと思ってました!
俺がたてた今日のプランも映画いく予定
だったし笑」



…この話、後づけって可能性あるけど、
きっと本当なんだろうな。



だってなっちゃんだもの。




「じゃあ行くか!!
莉香が見たい映画ってあれだろ?」



話しているうちに気づいたらもう映画館。



なっちゃん、うちに行きたいとこ
聞いといてすでに映画館に向かってた
んだね。



しかも、今なっちゃんが、指差してるのは
うちが見たかった映画。




「よくわかったね〜!!!」



「そりゃー俺、莉香のことなら
なんでも分かるもんw」



ふふっ♪



なんでも、か。




…うちは今日、なっちゃんのこと、
もっと知れたらいいな。




知らないことが多すぎるから。




でも今はまだそんなこと考えてるのは
悟られないようにしないと。



「じゃあ、早く見にいこ!!」



「おう!!」