「……まさか莉香が気づいてるとは
思わなかったな…」
「え?」
「……ううん。なんでもない。
なんもないよ。
ただちょっと疲れてるだけだから。
だから、莉香は気にしなくて
大丈夫だから、ね??」
なっちゃんは笑顔でうちにそう言った。
「……そっ、か、、
なら、いーんだ。
変なこと聞いてごめんね?」
ほんとはもっと聞きたいけど、、、
あんな笑顔で言われたらもうこれ以上
聞けないよ。
だって、なんか、、、
“これ以上入ってくるな”
って、
そう言われてる気がするんだもん。
はぁ〜
うちって、そんなに頼りないのかな?
なっちゃんはうちのこと信用してくれて
ないのかな?
……やっぱりうち、なっちゃんのこと
わかんないよ。
でも、、、
これ以上、小春に心配かけたくはないし。
どーしよう。
………。
あ、そーだ。
クリスマス………
なっちゃんとデートする予定なんだよね。
その時に……
もう1回、聞いてみようかな?
うん、そーしよ。
だからその時まで……
うちのこのモヤモヤは心の奥底に
閉じ込めないとね。

