「…で?どーしたの??」
小春は単刀直入にきいてきた。
「…べつになんもないよ?」
ちょっとはぐらかしてみる。
どーせむりだろーけど、最初だけ。
「あのね、莉香。
うちの前では素直になるの!!!
で?
今回はなにを思ってこうなってるの?」
…やっぱり、小春にはかなわないなぁ。
小春は優しすぎるんだよ。
こんなさ、めんどくさいうちにいちいち
つっかかってくれる。
あ、もちろんいい意味で、だよ?
だから、うちも小春に甘えちゃうんだ。
小春の優しさとか、昨日の夜に閉じ込めた思いとか、全部溢れてきて、
うちの涙となって流れた。
1度流れ出した涙はなかなか止まらない。
小春もそのことは知っていてくれてるから黙って背中をさすって落ち着かせてくれる。

