「よ」
なっちゃんは一言だけそういうと、
うちの目の前まできた。
ちょっとの沈黙。
「…で、話ってなんだよ?」
いきなり本題……
まぁ、普通、入りますね…
「えっと…」
うちはためらう。
こんなうちでも、告白は初めてなんです!
人生初だよ!?初!!!
とかいってる場合じゃなくて。
ちゃんと言わなくちゃ。
「あのね、、、」
なっちゃんはうちの言葉を待ってて
くれてる。
「改めて?言うけどさ、、
うち、なっちゃんのこと、好きです。
てか、大好きなの!!!
だから…」
“付き合ってください”
そういおうとしたんだけど、
なっちゃんの次の言葉によってそれは
遮られた。
「なんだ。
俺ら同じこと考えてたんじゃん。
以心伝心ってやつだな!」

