ーーーーー夏樹side
今は午前中の授業が終わって昼休み。
それにしても、悠人たちがうまくいって
よかった。
次は……
俺の番、なのかな。
「なーつき!!俺と話そーぜ!!」
俺の机のところに勇太がきた。
この前の朝、俺に話しかけてくれてから
ほとんど勇太と一緒にいるようになった。
勇太は元気だし、さばさばしてるし、
俺も好きだ。
…もちろん、友達としてな。
「なぁ、夏樹〜
お前さ、好きな人いないの?」
「っんな!?///
と、とつぜんだな。」
突然聞かれたから、戸惑ってしまった。
別に、いるから照れたんじゃねーし←
「お??
その反応は……
いるんですね?」
勇太はにやにやしながら聞いてくる。
「い、いねーし!!!」
「俺が誰かあててあげてしんぜよう。」
まぁ、どーせあたらないだろーしな。
てきとーに流すのがよさほうだな。
「夏樹の好きな人は………
スバリ、橘だな!!?」
「ちが…っ!!!!!
え⁉な、なんで知って……あ。」
しまった。
たしかに莉香の名前を言われたことには
驚いたが、こんなことを言ったら、
そうだといってるようなもんじゃないか。
「ははっ夏樹って、
わかりやすいんだな!」

