「ねぇ、裕隆ぁ…。」 私は芝生の上に、寝ころびながらそう言った。 すると裕隆は、本から視線を逸らさず 「なに?」 と少々ぶっきらぼうに言った。 私は少しムッときたものの、話しを続ける 「あの雲ってさ、綿飴みたい。」 「何だよ、子供っぽい事言って…。」 「…どーせ私は子供ですよぅ。高校生には見えないぐらいの、童顔だしねっ!」 すると裕隆は苦笑する。 「自覚してんじゃん、童顔だってこと。」 「…こら、裕隆っ! 言わすなよ!」 私は裕隆をポカポカと優しく、叩いた。