ーーー 無事卒業式は終わり、 皆それぞれが思いに浸っている。 写真をとっているみたい。 その中私は彼のことを探す。 「ーーーーッ!吉木!」 「あ、長近。どうしたの?」 大丈夫よ。気持ちを伝えることには 罪は存在しない。 「ちょっとだけ話させて?」 「あ、うん。いいよ」 彼には 少し人が少ないところまで来てもらう。