「…とりあえず今日の放課後に、説明するんで!」 早口にパパッとそう言うと、綺麗な茶髪を揺らして走っていってしまった。 一人取り残された私は、ただ呆然とその場に立ち尽くす。 姫って…何? 櫂亜って呼ばれた人も急いでどこかに行っちゃったし…。 私、夢見てたの? そう思うほど、今起きた出来事は一瞬で。 私は戸惑うことしか出来ない。