エレベーター

『うん!』


今まで泣いていた真由ちゃんは、目をキラキラさせながら話し出す。


『パパね、アタシが向こうにいたから、「心残り」があってずっとここにいたんだって。』



そして、ニッコリ微笑んで、


『でもアタシがココに来たから、もうすぐパパと二人で天国に行くんだよ。』




眩暈がした。



多分、真由ちゃんは、もう死んでいるのだろう一。


そして、一年前に死んだパパと一緒に天国に行くため、此処へ来た。


そんな真由ちゃんとエレベーターで乗り合わせたわたしは、真由ちゃんを追い掛けてエレベーターを降りてしまった。