(完)ずっと君といれるなら 〜再会〜

緊張している時ほど、時計の針が進むのは早いもので。


あっという間に試合開始の時間となった。


選手たちの顔を見る。


「よし、落ち着いてる…。」


思わず呟いてしまう。


だけど、それくらい選手たちは見たことともないような涼しげな顔でピッチを見つめていた。


ギュッと目を瞑る。






長い長いホイッスルの音が鳴り響いた。



雲ひとつない快晴。

サンサンと照りつける太陽。


今日という日が悲しみの日になりませんように。



どうか…。