(完)ずっと君といれるなら 〜再会〜

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「信じられない…俺ら勝ったんだよな!」


「明日の試合に出れるんだよ!」


試合が終わりみんなの顔は歓喜に沸いていた。


後半、私たちはせめてせめられ続きで、点数を入れることは出来なかったが、守りきり勝負を勝ち取った。


よって決勝戦に進むこととなる。


「はーづきっ!」


嬉しそうな声が私を呼んだ。


振り向いてニコッと笑った。


「おめでとう。」


「まあな!お前のでけえ声ちゃんと聞こえてたぜ。」


「うるさいなあ…。」


笑いながらバスに向かって歩いていく、するとどこからか声が聞こえた。



「海斗ーっ!葉月ちゃーん!」


振り向くと、そこには朝会った秀英高の明日香ちゃんと竜太くんがいた。


真っ赤に腫れた目を細めながらこっちに駆け寄ってきた。


「竜太!明日香!」


「久しぶりだな!」


そう言って三人は近づいて話し始めた。


「海斗は相変わらずすごかったね!」


「何言ってんだよ。明日香。お前らもじゃねーか。」


「はは。負けたよ。お前らに。」


時間も押していることもあり、どことなく早く終わらせなきゃという空気だ。

ポツンと立っていると明日香ちゃんが話しかけてきた。

「葉月ちゃん。お疲れ。」


「お疲れ。」


慌てて返事する。


「次は勝つからね!」


ガッツポーズをしてニコッと笑った明日香ちゃん。


驚きながらも私は笑い返しながら言った。


「次も勝つし!」