(完)ずっと君といれるなら 〜再会〜

「うわっ、まっぶしーっ‼︎」


3人で屋上へと向かった私たち。


夏真っ盛りの屋上は太陽が近くてものすごく眩しい。


どうにか影を見つけてそこに3人で座り込んだ。


そして、この時を待っていたかのようにれもんが息継ぎも忘れたように喋り出した。

「本当に雄也と付き合ってるの⁉︎
海斗くんは?
てかいつ?
なんで私たちに言ってくれなかったの?」

一気に喋りすぎたんだろう。

全てを言葉にして口にしたれもんは肩で息をしている。

その言葉に私は苦笑いを浮かべゆっくりと順を追って喋り出した。

舞友のこと。
昨日のこと。

そして…

「れもんたちにはちゃんと言うつもりだったよ。
さっきのは予想外。」

そう言ってニコッと笑った。

「…。」

しばらくれもんが俯いたまま黙っていたかと思うと、火山が噴火したように怒鳴りだした。

「はあ⁉︎意味わかんない!
今更、元カノとかふざけんなよっ⁉︎
ってかその元カノも元カノだよ。
まじで意味わかんない。
海斗くんいいやつだと思ってたのに、最悪‼︎
ありえないしっ‼︎」

立ち上がっていつもの喋り方も忘れ延々と怒鳴り続けるれもん。

やっと終わったかとその迫力に圧倒されながら呟いた。

「お…おう。」

と思ったられもんは座り込んで私に抱きついてきた。

「葉月ぃ〜っ。
頑張ったねえ〜っ‼︎
言ってくれたら力になったのに‼︎
ホントごめんね‼︎」

私のために海斗に、舞友に怒ってくれたれもん。

私のために、自分を責め、泣いてくれたれもん。

その優しさが心にしみて、枯れ果てたはずの涙がまた溢れてきた。