その男子は、私に近づいてきた。

「どーしたんだ?こんなところで。」


「えっ?!あー、桜の木があまりにもキレイだったから。
あなたは?」


「オレもあんたと同じ。オレ、佐藤 翼。よろしく。」


「あっ!私は有村 美優」


「んー、知ってる。お前、学校で有名だから。B組だろ?オレは、E組。」


「E組かあ。よろしくっ!っていうか、なんで有名なの?」


「男子たちが、B組に有村 美優っていう、可愛い子がいるー。とか」