「じゃぁ…」

梨華の顔が次第明るくなる。

「辞める?こんな頼りない総長と馬鹿な幹部にすべて委ねられると思うのか?
メンバーだって総長は頼りないってわかってるが幹部が馬鹿だったら意味がないだろう?」

匡はそういい下に降りる。

「俺は、この龍蝶の副総長として全力で守る。だから…お前たちも俺についてきてくれ。」

「おぉ!!匡さんについていきます!!」「副総長ォオオおおおおおおおおおおおお!!」

「俺は匡さんの嫁になるぅ!!!」

「誰だ?俺の嫁になるって言った奴。気色悪い。」

今日はそう言って初めて笑顔を見せた。

「あいつ…総長の俺より目立ってるぞ…?」

一翔はそう言って海達に言う。

「後でしばきます。」

「そうっすね。」

「匡さんしね。」

「浅緋笑顔で言うのやめて…怖い…」

「みんな…ありがとう。」

梨華はそう静かに泣いた。