「え?サッカー??おー、やるやるー」 私の隣の席で仲のいい男子たちと喋って笑っている中村くん。 私は、この前の席替えで彼の隣になったのにまだ一言も喋ってないよ。 ガタッと椅子の音とともに中村くんは外に行くみたい。 その時に私の肩と彼の肩がぶつかる。 「あっ…ごめん、櫻井」 「い、いいよ!!」 初めての会話がコレなんて嫌なはずなのに… 話せただけですごく嬉しい。