ずっと変わらない…。


 田中先生との話が終わって友美の待つ下駄箱に向かった。

 友美はロッカーによりかかりながら校庭を見つめていた。

 私はできるだけ明るく

 「友美~おまたせっ」

 と笑顔で言うと友美は元気なく

 「行こっか…」

 と呟いた。

 「友美?田中先生が友美のこと心配してたよ?」

 私がそう言うと友美は一気笑顔になった。

 「先生が私のことを!?」

 「うん!」