拓斗はまた親の都合で中学1年生の冬に大阪に転校してしまった。
拓斗は大阪に出発する日に「必ず俺が日向のところに帰ってこれるぐらいになったら迎えに来るからそれまでは別れよう。だからそれまで俺のこと忘れないで…。」そう言い残して拓斗は引っ越していった。
拓斗はきっと私の事なんて忘れてると思うけど3年たった今でも私は拓斗のことが大好きでいる。
話し終えると友美は
「そんなことかあったんだね…。辛くない?」
心配しながら私の頭を撫でた。
「大丈夫だよ。」
友美はなぜか優しい笑みを浮かべながら
「でも、私嬉しい。」
とかわいく笑った。
